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オーケストラの中で一番ながーい楽器とは?

オーケストラでもひときわ目立つ長い管をもつ木管楽器がファゴット。二つ折りに束ねられた管の長さは約1.4メートル、伸ばすと約2.6メートルにもなり、楽器をストラップで吊るして構えます。ファゴットという名前は「束」を意味するイタリア語ですが、英語圏ではバスーンと呼び、さらにフランスでは少し形の異なるバソンも用いられています。ファゴットの魅力は深い低音。甘いメロディからユーモラスな表情まで表現でき、ベートーヴェンはこの楽器の音色を「天からの声」と表現しました。モーツァルトの「ファゴット協奏曲」やサン=サーンスの「ファゴットとピアノのためのソナタ」などがファゴットの名曲として有名。また、デュカスの「魔法使いの弟子」ではまさに魔法使いが出てきそうな音色を奏でます。他にも多くの交響曲やオペラでファゴットが印象的に使われています。
進化しつづける不思議で魅惑的なアートの世界

20世紀後半になるとポップ・アートの登場により、それまで高尚なものだった美術がぐんと身近な存在に。雑誌や広告、映画、漫画から家庭用品まで、アメリカの大衆文化をテーマにしたポップ・アートは、戦後の資本主義がもたらしたとされる消費社会を映し出す鏡でもありました。やがて美術は絵画や彫刻だけでなく、身体による表現や音楽、映像といった異なるジャンルの芸術と融合し、幅広い表現を含むものへと発展していくことに。同時に多様化も進み、なかには生きた馬12頭を画廊の中に展示したり、ピアノを燃やしながら演奏したり、海岸全体を布で覆ったりと、アーティストの「行為」を作品にしてしまう摩訶不思議で魅惑的な現代美術へとつながっていきます。そう、芸術は爆発なのです!
※本文は「難波田史男の15年」の展示内容を説明するものではありません。
